お宝ファイルを作ってみる
以前、こちらで紹介した「京子先生」の「中学受験 最短合格ノート」を参考にして、模試を受けるたびに「お宝ファイル」を作ることにしました🎵
「お宝ファイル」とは、模試で間違えた問題や解けなかった問題を、復習しやすいように抜き出してまとめたファイルのことです。
具体的には間違えた問題や解けなかった問題とその答えおよび解説をコピーし、切り取ってルーズリーフなどの紙の両面に貼り付け、教科ごとにファイリングして作ります。
その際、貼り付ける問題は一定以上の正答率の問題のみとします。
うちの場合は、お宝ファイルの対象は正答率30%以上の問題としました。
正答率30%未満の問題はほとんどの人が解けない、いわゆる「捨て問」の類なので、いさぎよく諦めることにします。
基本的にはもう少し正答率の基準を高い%に置くようですが、ウチでは「ある程度の難問でも対応できるようにしていきたい!」と欲張り、30%としました😉
「正答率」はほとんどの模試で提供されるデータですが、本当に参考になる指標です。模試のメリットとしての一番は偏差値を把握できることだと思いますが、各問題の正答率データも偏差値に続く重要度といっても過言ではないでしょう。
正答率が高い問題なのに出来なかった場合は、弱点なので早急に潰しておく必要があるとわかります。
「やばいぞ!この単元、もう一度見直してみよう!」
とすぐに復習です。
単純ミスで間違ってしまった場合も、
「ほとんどの人が出来ている問題なのに、ケアレスミスしちゃったから5点も損してるんだよ!もったいないから試験では見直しをしっかりして行こう!」
と1点でも多く取る意識付けが出来ます。
逆に何問も間違ってしまった場合でも、それらが正答率が低い問題の場合は、
「これはみんな出来ない問題だから大丈夫!」
と、中学受験のテストは小学校のテストと違い「必ずしもすべての問題を出来なくても良い」という意識改革および、捨て問を見分けられるスキルを徐々に付けていくことが出来ます。
パソコンで作ってみる
お宝ファイルを作るにあたって、初めは本に紹介されているように模試の問題をコピーしてハサミとノリで切り貼りしていたのですが、自分はITエンジニアだったことを思い出し😅、途中からパソコンを使う方法に切り替えました。
模試の問題や解答などをPCにデータとして取り込み、模試1回ごとにパワーポイントの1ファイルとして、お宝ファイルを作成します。
模試によっては問題、子供の答案用紙のスキャンデータ、模範解答、解説などがPDFデータで提供されるラッキーな場合もあります。データが無い場合は紙からスキャンしてPCに取り込みます。
1ページ目は問題と正答率、2ページ目は模範解答・解説、というように印刷した際に1枚の表裏になるようにし、繰り返し作成していきます。
出来上がったお宝ファイルは印刷して、教科別のリングファイルに閉じました。
お宝ファイルは模試だけでなく、後には過去問でも作りました。
また、データ化しているので、後にお宝ファイルの復習用に再編集して印刷したりするのも簡単にできました。
「お宝ファイル」は、ちょっと作るのが大変でしたが、うちの場合は弱点強化に非常に役立ちました❗️
ちなみにスキャンには、うちの場合はEPSONの複合機を使いましたが、中でも「クラウド保存機能」が役立ちました。この機能を使えば、スキャンした画像データを直接 Google Drive などのクラウド・ストレージに保存出来るので、すぐにPCからスキャンデータを利用できます。
このプリンター複合機は、文字が小さめの問題集を拡大コピーしたり(大きい文字のほうがやる気が上がるみたい)、赤本のコピーなど、受験の最後まで役立ちました。
中学受験にはぜひおすすめしたい一品です!
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